亀ヶ岡石器時代遺跡は縄文時代晩期(約3,000~2,400年前)を中心とした遺跡です。遺跡は東に張り出す台地(亀山地区)とその南北の低湿地(沢根地区・近江野沢地区)にかけて立地しています。 江戸時代から土器や土偶が出土することで全国に知られ、東北から北海道南部を中心とする「亀ヶ岡文化」の名前の由来にもなりました。1887(明治20)年には低湿地から大型の遮光器土偶が出土し、1957(昭和32)年に国の重要文化財に指定されました(東京国立博物館所蔵)。 台地上は大規模な共同墓地として利用されており、縄文時代晩期の土坑墓が広範囲に広がっています。